四国遍路 第3日

平成24年5月31日

名西郡神山町下分地中318

今日は四国遍路の中でも最大の難所と云われる藤井寺から焼山寺への道で遍路ころがしと云われる山道を歩く。

前日泊まった御所温泉からバスで昨日参拝した藤井寺に再び行き、本堂横から山道を登り始める。登り始めて1時間半ぐらいで長戸庵につきしばし休憩、引き続き山道を歩き柳水庵で昼食休憩。ここには昔宿坊があったが、今は継ぐ人がおらず無住の様。昼食は今夜泊まるホテルから立派な折り詰め弁当を持ってきてくれた。山歩きの弁当と云えばお握りと相場が決まっているのに予想外のご馳走に感激。この先の山道に不安のある人はここでリタイアしてホテルの車で下まで降りることも可能。何人か脱落。(最初からあきらめてバスで焼山寺まで行った人もいる) 再び歩きだす。山は800m程度で高くはないが、登り下りの連続で歩くには厳しい。やがて石段の上に大きな一本杉が現れ、その下に弘法大師の像がある。脇には浄連庵があるがここも無住。道はここから400mほど一気に下り、左右内の集落に出る。ここもリタイアポイントの一つで道端にタクシーの電話番号が書かれていたがここでの脱落者はなし。この集落には猪の皮が乾してある。猪除けか。川を二度渡って再び山道を300mほど登り、焼山寺の参道にたどり着く。

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衛門三郎と大師像

今日巡った長戸庵、柳水庵、浄連庵、杖杉庵はいずれも四国遍路の番外霊場である。

道を更に下り、鍋岩の集落で待つバスに乗り、宿泊地の神山温泉 四季の里に向う。

杖杉庵

浄連庵

一本杉

境内

大師堂

本堂

山門

参拝が終わる頃から雨が降りだし、合羽を着て山道や舗装道路を下る。舗装道路と云っても道幅は狭く、バスは通れない。車での参拝はタクシーを使うことになる。バスは遥か下で待っている。途中に杖杉庵がある。ここは四国遍路の元祖と云われる衛門三郎と弘法大師が出会われた場所で、衛門三郎はここで亡くなったと云われ、墓もある。

参道石段

12. 焼山寺

開基は役の行者小角。弘法大師開山の時大蛇の伝説があり、山号、寺名の由来となっている。

柳水庵

長戸庵

きつい山道

焼山寺坂登り口