四国遍路 第22日

平成25年5月29日

宿坊の朝は勤行から始まる。6時半からの本堂でのお勤めに参加。参加は任意とのことであるが全員参加し、本尊に焼香してお参りした。その流れで朝食場所に移動し精進料理の朝食を頂く。

二日目の日程はバスで昨日の丹生都比売神社へと移動し、道中の安全を祈願する。この神社は空海が高野山を開く前にこの地を支配していた丹生都比売を祀るもので、紀伊の一の宮の一つである。紀伊にはここの他、伊太祁曽神社、日前・国懸神宮がある。天徳院の人にこれらの一の宮の移り変わりを尋ねたが知らないとのこと。紀伊国分寺に近いのが伊太祁曽神社であることから最初の一の宮は伊太祁曽神社で、高野山が開けてからは丹生都比売神社に移り、現在の和歌山市付近が政治の中心となるに従って日前・国懸神宮となっていったのだろうと推測する。ここも前に一度参詣しているのでこれで紀伊の一の宮三社共に二度゛づつお参りしたことになる。

この地は天野の里と呼ばれ、丹生都比売神社の他歴史的な人物にまつわる史跡が点在する。丹生都比売神社から西行堂から横笛の恋塚、院の墓を過ぎ、八町坂を登り二つ鳥居で町石道に戻る。

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大師教会

これで本日の予定は終了。すぐ近くの天徳院に帰着。

大門

神田地蔵堂

町石道

丹生都比売神社楼門

横笛の恋塚

西行堂

二つ鳥居

ここからの町石道は上り下りを繰り返し、紀伊高原CCの横を通って進む。神田地蔵堂で休憩の後、矢立茶屋のあった場所の花坂で昼食。再び歩き始め、午後三時に高野山の総門である大門に到着。全員で記念写真を撮る。
ここから大師教会まで歩いて行き、授戒を受ける。