第2日
平成25年2月26日
今日は交通の便を考え、先ず7番を最初に参拝し、その後5番、6番、8番と巡ったのでその順に記載する。
第7番 光明寺・金目観音
最寄りのJRの駅から平塚駅に行き、駅前から秦野駅北口行きのバスで金目で降りるとすぐ近くにある。
金目川に面した仁王門を入ると正面に神奈川県の重文に指定されている観世音本堂がある。この中には木像の観音三十三応身像があるらしいが拝顔できなかった。境内には歓喜堂を始め複数のお堂があり、通用門の向こうには本坊と阿弥陀堂がある。
「しょうこくじ」と読む
本来の順序は次は朝一番に参拝した7番の金目観音・光明寺であるがかなり南に下り、更に8番へと北上しなければならず、順路としては理解に苦しむ。
今日は次に8番の星谷寺に向うため来たバスで再び本厚木まで戻る。
第8番 星谷寺・星の谷観音
本厚木から小田急線で座間まで乗り、そこから歩いて参拝。駅からは300mちょっとか。
駅からの道の突き当たりにお寺はある。境内には露天に青銅製の仁王像がある。その左に1227年製の國の重文の梵鐘がある。また本堂の右手には座間市の指定文化財の宝篋印塔がある。
ここで驚いたのは御朱印を頂くために納経所に行くとなんと自動の券売機があり、お守り、納経、白衣、お姿などの項目別にコインを入れてまず券を購入しなければならない事であった。日本全国、いろいろな神社仏閣を参拝したがこんなシステムは始めて見た。
境内
仁王門
歓喜堂
観世音本堂
境内案内図
仁王門の向こうに通用門が見える
本堂と梅林
青銅水鉢
金堂(観音堂)
仁王門
巡礼街道の碑
第6番 長谷寺・飯山観音
第5番 勝福寺からは仁王門の前を南下し、酒匂川の土手に出てから飯泉橋を渡り、小田急の足柄駅まで歩いてそこから小田急線で本厚木まで乗り、上飯山行きのバスで飯山観音入口で降り、少し歩いて参拝。
バス道からなだらかな坂道を登ると小さな木の門があり、石段を登ると仁王門がある。更に石段を上がると本堂がある。この石段の上からは厚木の市街が遠望される。
ここから再びバスで平塚駅に戻る。
自動券売機
重文の梵鐘
本堂
星谷寺正面
第5番 勝福寺・飯泉観音
宝篋印塔
これで相模の国の八ケ寺の参拝を終え、座間から小田急線で相模大野、湘南台と行き、横浜市営地下鉄で上永谷からバスで帰宅する。
平塚駅から東海道線で鴨宮まで行き、ここから勝福寺まで歩く。東海道新幹線をくぐった先で東西に走る道は巡礼街道と呼ばれ、多くの巡礼者が通った道と石の道標が建っている。この道から細い道に入り西に進むと勝福寺の門前に着く。丁度曽我梅林の見頃の時期で小田原からのバスの臨時便がかなりの頻度で通っていた。時期によってはそうゆうルートもあり得るかも。
単層の立派な仁王門をくぐると正面に金堂(観音堂)がある。その前には小田原市の重文に指定されている舟形の青銅水鉢がある。本堂は金堂の東に少し離れて金堂と同じく南面して建っている。その前には梅がほころび始めていた。今年は梅の開花が遅れ気味である。