板東33観音札所巡り

第3日

平成25年4月20日

今日からは武蔵の国の札所を二回に分けて参拝する。

第9番 慈光寺

ここは路線バスはなく、都幾川町営のコミュニティバスに乗るしかない。早朝からJRの京浜東北線、横浜線、八高線を乗り継いで明覚駅に到着したのが8時過ぎ。バスは少し離れたせせらぎバスセンターから出るが、時間に余裕があるのでそこまでは歩く。
 バスの本数はあまり無い。土日休日は慈光寺まで行くバスが運行されているが、1台前のバスで慈光寺入口で降り、坂を登って行くと山門跡に9基の青石塔婆が並んでいる。更に登ると開山堂や鐘楼を通りすぎ、麓から約30分で本坊の前に出る。本坊の前庭には樹齢1100年の慈覚大師が植えたと云われる天然記念物の多羅葉樹がある。観音堂は更に50mほど登った場所にある。
 御朱印は本坊に上がって頂くが、気難しそうなご住職?がぶつぶつ云いながら書いてくれた。
 帰りはここまで登ってきた次のバスで出発したせせらぎバスセンターまでもどった。
 何の下調べもせず参拝したが、聞けば明日が年一度の御開帳だそうだ。折角ならその日が良かったかとかも思うが、車が混雑して渋滞するとの事でスケジュール的には前日で良かった。

境内案内図

観音堂

10番札所の標

第11番 安楽寺・吉見観音

10番の正法寺からバスで再び高坂に戻り、東武東上線で小川町方向に1駅もどった東松山駅から鴻巣方面へのバスに乗り、途中から歩くのが選択肢である。9番、10番と順調に参拝して時間的な余裕もあったので50年前に会社のバス旅行で来たことのある吉見百穴を再訪してみようと途中で下車。そのあと距離的にはここから歩いてもあまり変わらないと教えられ、百穴から安楽寺まで歩いた。
 そのため行きは寺の横から仁王門の前に出た。参道はこの仁王門の正面に真っ直ぐに延び、石の仁王像や茶店がある。本堂は仁王門の正面で、祭壇の手前に左甚五郎作と伝えられる野荒しの虎の彫物が残っている。本堂の右手には珍しく三重塔が建っている。

山門の向こうに本堂

参道と仁王門

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観音堂

多羅葉樹

第10番 正法寺・岩殿観音

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9番の慈光寺からバスでせせらぎバスセンターまでもどった後、小川町行きのバスに乗り換え、東武東上線の小川町駅に出てそこから電車で高坂駅まで行き、駅前から鳩山ニュータウン行きのバスで大東文化大で降り、道路脇の地下トンネルを抜けるとすぐ。しかし、この道は近年作られたもので、本来は現在の大東文化大の北側の参道から仁王門を登るのが正式。
 仁王門の右手に山門があってその向うに本堂がある。観音堂は仁王門から更に上に登ったところである。

本坊玄関

本坊前の門

開山堂

旧道の参道

鐘楼

山門跡の板碑

三重塔

帰りはここから歩いて吉見町役場近くの久保田バス停に行き、鴻巣まで行って湘南新宿ラインで帰宅する。

これで33札所の1/3を参拝したことになる。

野荒しの虎

本堂

仁王門

正面参道