板東33観音札所巡り

第7日

平成25年8月3日

8月ではあるが比較的涼しい日が続いている。来週からは猛暑が予測されているので天気を確認して7日目に出発。
やはり青春18きっぷを使うが、JRでは一番電車に乗っても日光に着くのが9時過ぎになり湯元行きのバスまでかなり時間があるので東武の快速電車を使うことにし、一番電車に乗り、上野から北千住に行って東武日光線に乗り、日光に8時半前に着き、JRに比較して1時間早く中禅寺湖に到着。バスで中宮祠まで行き、二荒山神社中宮祠に参拝してから中禅寺に向かう。この時期、中宮祠から男体山に登れるので土曜日と云うこともあってバスは登山客で満員であった。

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平和観音

帰りのバスの時間待ちで大谷公園で過ごし、宇都宮駅に戻る。

第20番 西明寺

宇都宮駅に15時直前に戻る。ここから20番の西明寺までJRと真岡鉄道の乗り継ぎでは行けそうになかったので、駅の案内所で益子行きのバスの時間を尋ねるとすぐに出るとのこと。運転手に所要時間を確認して乗り込む。益子の焼き物街を通り抜けた城内坂で降り、早足で西明寺に向かう。寺に着いたのは16時45分頃。係の人は終わり支度をしていたのであわてて御朱印をお願いし、石段を登って本堂に参詣する。石段の上の仁王門をくぐるとあまり広くない境内に本堂のほか三重塔、閻魔堂、鐘楼がある。三重塔は仁王門の横に崖から落ちそうな位置にある。
参拝を済ませ、それまで下で待ってておられた係の人に礼を云い、益子駅へと向かう。

南門

弁天堂

仁王門と三重塔

鐘楼

西明寺から益子駅までは4km弱、今日は城内坂から歩いたが、益子駅から行く場合は駅にあるレンターサイクルがお奨め。

今日は朝から乗り継ぎの時間ロスが少なく三ケ寺を回ることができた。しかし、益子を出たのが18寺前、小山から宇都宮線の快速、浦和で湘南新宿ラインに乗り継いで帰宅したのは22時前であった。

閻魔堂

第18番 中禅寺(立木観音)

中宮祠から中禅寺湖畔の道を行くと中禅寺参道の石標があり、しばらく行くと仁王門に突き当たる。ここから境内に入るのに拝観料を500円も取られる。いつも思うがお寺に参詣するだけで拝観料を取るのはそもそも人間を救うことを本来の目的としているであろう宗教の本質からかけ離れた収益事業ではないか。内陣の拝観などで拝観料を取られるのは納得するが、境内に入るのみで金をとるのはおかしい。ぶつぶつ・・・
本堂の入口には僧侶が数人待ち構えていて高い拝観料を取った手前サービスのつもりか堂内に案内してくれた。礼拝の前に鐘を鳴らしてくれたり本尊の立木観音の説明はしてくれた。さらにお守りなどの宣伝までしているのはどうも・・。本尊の立木観音は予想より大きく立派であった。本堂から更に屋内建屋続きの階段を登ると五大堂になり、中には五体の明王が祀られている。この堂の回廊からは中禅寺湖から男体山が見渡せる。

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千手観音(複写)

本堂

本堂と岩山

大谷寺山門

中禅寺境内

これまでも何回か参拝したことはあるが、船着場や駐車場から入ったので仁王門があるのに始めて気がついた。

この後、日光駅までバスで戻り、JRで宇都宮に行き、大谷寺に向かう。

第19番 大谷寺(大谷観音)

宇都宮駅からバスで30分ぐらい。ここも拝観料を取る。建築用材で有名な大谷石を産出する岩肌に彫られた千手観音を本尊とする。山門(仁王門)を入るとあまり広くはない境内に岩にくっついて本堂が建っている。中に入ると岩に彫られた千手観音が正面にある。前に来たときは写真が撮れたが、今は撮影禁止。下に案内書にあるものを複写して掲げる。本尊の左の岩肌にも10体ほどの仏像が刻まれている。宝物殿にはここで出土した縄文最古の人骨(約11000年前)が展示されている。
本堂の左裏には弁天堂のある池があり、その奥は御止山と云う景色の良いところだそうである。

大谷寺のすぐ近くの大谷公園には昭和26年に作られた巨大な大谷石彫りの平和観音がある。

本堂と五大堂

五大堂からの眺め

大黒堂

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三重塔

本堂

仁王門

参道入口

中禅寺正面

中禅寺参道標

本堂

仁王門