第11日
平成25年9月2日
第27番 円福寺 飯沼観音
第28番 龍正院 滑河観音
いよいよ今日から千葉県になる。最初は千葉県の東の端の銚子である。例によって一番電車で大船から総武線直通の成田行きに乗り、途中の佐倉で乗り換えて銚子に9時過ぎに到着。ここから銚子電鉄で二つ先の観音まで行く方法もあるが、時間に余裕があると思ったので銚子駅から歩く。距離は1.5kmぐらい。ここは何故か境内が200m以上離れた二カ所に別れている。先ずは漁港に近い観音堂(本堂)に行く。立派な仁王門の中に正面に観音堂、左に五重塔がある。いずれも新しく輝いている。
ここから県道を隔てて200mほどの所に大師堂と本坊があり、御朱印はこの本坊で頂く。
仁王門
観音堂
境内
五重塔
宝篋印塔
第29番 千葉寺
龍正院から歩いて滑河駅に戻り、13時20分の電車で千葉駅に行き、内房線に乗り換えて次の本千葉で降りる。途中、成田から千葉への車窓から異状に発達した積乱雲が見えた。このような雲を見たのは始めてと思っていたが、帰ってから埼玉の越谷や千葉の野田で竜巻があり大きな被害があったのを知った。
千葉寺は本千葉から大網街道を通り、1km強の距離である。街道に面した仁王門を入ると正面に本堂があり、右手に大銀杏がある。樹齢1000年以上と云われ、鶴岡八幡の銀杏より大きいと書かれている。鶴岡八幡の銀杏がなくなった今、大事に保存していって欲しいと望む。樹が大きすぎて写真に撮れなかった。
本堂
重文の仁王門
龍正院正面
大師堂
帰りに本堂横から西に出ると千葉駅までのバス停があり、待ち時間もなかったのでバスで千葉駅に行く。逆に言えば千葉駅からバスで千葉寺まで行けると云うこと。小湊バスと千葉中央交通の二つのバスが走っている。
千葉寺歴史
本堂
千葉寺正面
本坊
大師堂
円福寺から歩いて銚子駅に戻り、10時27分の成田線の電車で滑河駅に行く。
ここからも約1.6kmで龍正院に着く。ここの仁王門は藁葺きの風情のある門で室町時代のもので重文に指定されている。本堂は大きく立派なものである。境内には鋳銅製の精巧な宝篋印塔があり、県の有形文化財に指定されている。本堂の裏には神社で良く見られる小さな摂社が5社並んでいる。しかし管理は地元の人がやっており、お寺とは無縁とのこと。
ここは成田空港の離着陸のコース下で、着陸する飛行機がひっきりなしに通っていた。